フライパンを毎回洗っているのに、側面や底が茶色・黒くなっていませんか?
特に外側の底は、油や調味料の汚れが細かい溝に入り込み、熱で焼き付くことで、落としにくいこびりつき汚れになることがあります。

「まだ使えるけど、汚れが気になる……」
「ゴシゴシしても全然落ちない。どうすればいい?」
そんなフライパンの側面や底の汚れは、汚れの種類とフライパンの素材に合わせて対処することが大切です。
この記事では、茶色・黒い汚れの正体から、普段の洗い方、頑固なこびりつきへの対処まで紹介します。
フライパンの側面や底が茶色・黒くなる原因

フライパンの側面や底の汚れは、洗っていないから付くとは限りません。
調理中にはねた油や調味料が熱で焼き付き、繰り返し使ううちに、油汚れが落ちにくいこびりつき汚れへと変化していきます。
茶色い汚れは油や調味料の焼き付き
炒め物などをすると、フライパンの内側だけでなく、側面や外側にも油や調味料がはねることがあります。
付着した油汚れに何度も熱が加わると、最初はベタついていた汚れが、次第に茶色っぽい焼き付き汚れになっていきます。
そのまま汚れが重なると、さらに落としにくいこびりつきになります。
黒い汚れは油や調味料の焼き付き・焦げの場合がある
黒い汚れは、単純に「黒い汚れ」というだけではありません。
フライパンの側面や底では、油や調味料などが熱で繰り返し焼き付いたり、焦げが積み重なったりすることで、茶色から黒っぽく見えることがあります。
長期間残った汚れは硬くなり、スポンジだけでは落としにくくなる場合もあります。
そのため、黒くなったからといって、最初から強くこすったり、強力な洗剤を使ったりする必要はありません。
黒い焦げが気になる場合は、フライパンの材質によって落とし方が異なります。
重曹やお酢を使った方法、コーティングを傷めないためのNG方法などは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ フライパンの焦げの取り方|材質別の正しい落とし方とNG方法を徹底解説
底の溝に汚れが入り込む
フライパンの外側の底には、細かな溝や凹凸があるものがあります。
ここに油汚れや焼き付き汚れが入り込むと、スポンジだけでは届きにくく、表面だけきれいになっても溝に汚れが残ってしまいます。
そのため、「毎回洗っているのに底だけ黒い」という状態になることがあります。
まずは汚れをやわらかくして落とす

いきなり強い洗剤や研磨剤に頼るのではなく、まずは固まった油汚れやこびりつきをやわらかくするところから始めましょう。
特にコーティングされたフライパンは、表面を傷つけないよう、負担の少ない方法から試すことが大切です。
ぬるま湯で汚れをゆるめる
こびりついた油汚れは、乾いた状態で力いっぱいこするより、水分を与えてやわらかくしたほうが落としやすくなります。
フライパンが熱すぎない状態で、ぬるま湯を使って汚れをゆるめてから洗います。
熱いフライパンに急に水をかけるのは避けてください。
中性洗剤とやわらかいスポンジで洗う
普段のお手入れは、中性洗剤とやわらかいスポンジが基本です。
まずは力を入れすぎず、汚れがゆるんだ部分から少しずつ落としていきます。
コーティングされたものは、金属たわしなどで強くこすると表面を傷める原因になるため注意しましょう。
底の細かい溝にはブラシが便利

スポンジで表面はきれいになっても、細かな溝だけ茶色や黒い焼き付き汚れが残ることがあります。
そんなときは、スポンジでは届きにくい場所まで毛先が入り込むブラシが便利です。
おすすめのブラシはマーナの「鍋・フライパン洗い」
フライパンの底や側面を洗うブラシなら、マーナの「鍋・フライパン洗い」が候補になります。
馬毛100%のやわらかなブラシで、フッ素樹脂加工のフライパンなど、傷つきやすいものにも使えます。
フライパンの底の細かな溝や凹凸に入り込んだ汚れを、スポンジとは違う方法で落としたいときに便利です。
ただし、汚れを落とそうとして力いっぱいこするのではなく、フライパンの素材やメーカーのお手入れ方法を確認しながら使いましょう。
特に、底の溝に入り込んだ油汚れや焼き付き汚れを、スポンジだけでは落としにくいと感じている人には、こうしたブラシが便利です。
洗剤やスポンジの使い方に注意!フライパンの素材を確認
ここまで試しても頑固なこびりつきが残る場合は、フライパンの表面がコーティングされているかを確認しましょう。
コーティングされたフライパンと、ステンレスなどのコーティングされていないフライパンでは、使える掃除方法が異なります。
特に研磨剤や硬い道具は、コーティングを傷める可能性があるため注意が必要です。
「黒いから強い洗剤で落とす」のではなく、フライパンの素材と汚れの状態に合わせて方法を選びましょう。

重曹は油汚れに使えるが、コーティングには注意
重曹は弱アルカリ性で、油汚れの掃除に使われることがあります。
ただし、フッ素樹脂などでコーティングされたフライパンには、重曹を使って強くこする方法はおすすめできません。
重曹には研磨作用もあるため、コーティングを傷める可能性があります。
フライパンの外側であっても、素材やメーカーによってお手入れ方法が異なるため、まずは取扱説明書やメーカーの案内を確認するようにしましょう。
特に「黒い汚れだから重曹」と決めつけず、最初は中性洗剤とやわらかいスポンジやブラシから試すのがおすすめです。
マジックリンはコゲ・油汚れを対象にしたものを選ぶ
頑固な油汚れを見ると、「マジックリンなら落ちるのでは?」と思うかもしれません。
マジックリンにはさまざまな製品があるため、フライパンの外側に使用する場合は、コゲ・油汚れを対象にしたものを選ぶことがポイントです。
花王には「マジックリン EXPOWER コゲ・油汚れ用泡スプレー」のように、フライパンや鍋の裏に固着したコゲ・油汚れを対象とした製品があります。
ただし、強力なアルカリ性洗剤もあるため、使用前に商品の表示とフライパンの取扱説明書を確認し、用途や使用できる素材を守って使ってください。
ウタマロクリーナーは外側の掃除を考える
ウタマロクリーナーは中性のマルチクリーナーで、キッチンまわりの油汚れにも対応しています。
フライパンの外側に付いた油汚れが気になるときには、候補のひとつになります。
ただし、内側の調理面と外側では扱いを分けることが大切です。
使用する場所とフライパンの材質を確認してから、表示どおりにお手入れしましょう。
クレンザーやメラミンスポンジは慎重に
黒いこびりつきを見ると、クレンザーやメラミンスポンジで削り落としたくなることがあります。
しかし、汚れが落ちるからといって、どこでも強くこすっていいわけではありません。
特にコーティングされた部分は、研磨作用のあるものや強い摩擦によって表面を傷める可能性があります。
メラミンスポンジなどは、製品によって使用できる素材が異なります。
「黒いこびりつき=研磨して落とす」と決めつけず、フライパンの素材とメーカーの説明を確認することが大切です。
汚れをためないための普段のお手入れ

頑固なこびりつきになってから一気に掃除するより、普段から外側も軽く確認しておくほうがラクです。
毎回完璧に掃除する必要はありません。油はねなどに気付いたときに、早めに拭き取るだけでも違います。
調理後に側面まで確認する
フライパンを洗うときは、食材が触れる内側だけでなく、側面や外側も一度確認してみましょう。
油はねがあった部分は、汚れが固まる前に拭き取っておくと、その後のお手入れがしやすくなります。
底の溝もときどきチェックする
毎回細かく掃除する必要はありません。
底の溝に茶色や黒い汚れが見えてきたら、その段階で一度きれいにしておきましょう。
「黒くなってから一気に落とす」のではなく、「薄いうちに落としておく」ほうが、結果的に手間を減らせます。
年末の大掃除ではフライパンの裏側も確認

普段は料理のたびに内側を洗っていても、フライパンの裏側まではじっくり見る機会が少ないものです。
年末の大掃除では、一度フライパンを裏返して、側面や底を確認してみましょう。
汚れの状態に合わせて順番に落とす
まずは、
ぬるま湯で汚れをゆるめる
↓
中性洗剤+やわらかいスポンジ
↓
細かい部分はやわらかいブラシ
という順番で試します。
それでも落ちない場合は、フライパンの素材と取扱説明書を確認したうえで、重曹やコゲ・油汚れ用の洗剤などを検討します。
最初から強い洗剤や研磨材に頼る必要はありません。
フライパンの側面や底の汚れに関するよくある質問
毎回洗っているのに底が黒くなるのはなぜ?
調理中にはねた油や調味料が熱によって焼き付き、少しずつ汚れが積み重なることがあります。
また、底の細かな溝や凹凸に油汚れや焼き付き汚れが入り込むと、スポンジだけでは落としにくくなります。
黒いこびりつきはクレンザーで落とせばいい?
必ずしもクレンザーが必要なわけではありません。
まずは汚れをやわらかくして、中性洗剤とやわらかいスポンジやブラシで落とす方法を試しましょう。
コーティングされた部分は、研磨作用のあるものを強くこすらないよう注意してください。
フライパンの外側にマジックリンを使ってもいい?
製品によって使用できる場所や注意事項が異なります。
フライパンの外側の固着したコゲ・油汚れには、対応する製品があります。使用する場合は、コゲ・油汚れを対象にしたものを選び、商品の表示とフライパンの取扱説明書を確認してください。
フライパンの内側も同じ方法で掃除していい?
外側の汚れと内側の調理面は分けて考えたほうが安心です。
特にコーティングされた調理面は、強くこすったり研磨剤を使ったりせず、メーカーが指定する方法でお手入れしましょう。
フライパンのお手入れや選び方が気になる方はこちら

フライパンの外側の汚れだけでなく、長く使うためのお手入れや、買い替えについても知っておくと安心です。
ここでは、今回の記事とあわせて読んでほしい記事を紹介します。
フライパンを長く使いたい方はこちら
フライパンをできるだけ長持ちさせたい方は、普段のお手入れ方法もチェックしてみてください。
▶フライパンの寿命を延ばすコツ7選|今日からできる長持ち習慣
くっつきにくいフライパンを選びたい方はこちら
お手入れをしてもフライパンの状態が気になってきたら、次に選ぶフライパンについて考えるタイミングかもしれません。
軽さや耐久性、使いやすさなどを比較して選びたい方はこちらの記事も参考にしてください。
▶【2026年8月版】くっつかないフライパンおすすめ15選|軽さ・耐久性・使いやすさで比較
まとめ
フライパンの底や側面は汚れに合わせて落とそう
フライパンの側面や底が茶色・黒くなるのは、洗っていないからとは限りません。
調理中にはねた油や調味料が熱で焼き付き、さらに底の溝や凹凸に入り込むことで、油汚れや焼き付き・こびりつき汚れとして残ることがあります。
まずは、
- ぬるま湯で汚れをやわらかくする
- 中性洗剤とやわらかいスポンジで洗う
- 細かい溝にはやわらかいブラシを取り入れる
- 油汚れには重曹という方法もあるが、コーティングされたフライパンでは使用方法に注意する
- 強い洗剤や研磨材は素材を確認してから検討する
- コーティング部分は強くこすらない
という順番でお手入れしてみてください。
特に底の細かな溝の汚れには、スポンジだけでなくフライパン用ブラシを取り入れる方法もあります。
汚れが気になったときに少しずつ対処しておけば、年末にまとめて苦労する必要もありません。









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